スタジオ撮影はライティングのセットが重要であることは当然ですが、人物を撮ることは大変な作業になることがあります。撮られる側の気まぐれを撮影者は鋭いアンテナを用いて感じ取ります。ある時は教師、先輩、友達のように振る舞い、時には100歩譲って川下から被写体との道を探さなければなりません。ゆるされた撮影時間はありません。まずは被写体と撮影者の距離を感じるショットを撮り、次第に被写体の人間関係(社会背景のようなもの)を撮り始めます。家族であればそれぞれの関係、一人であってもそれを感じとれる何かを撮影します。そのころには被写体との道は見えているはずです。

背景紙はニューヨークイーストストリートギャラリーのセットペーパーです。

なかなかコジャレタ紙で、デザイナーが一枚づつブラシで書いてるやつです。日本のメーカーさんも手書きのようですがなんだかニューヨークと名前がつくと雰囲気が違うような、、、感じ。

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